睡眠のゴールデンタイム
[2017-09-22 15:33:05]
美容・健康のことを考えるなら、睡眠時間の確保は重要です。一般的に成人に必要な睡眠時間は６時間から８時間と言われています。睡眠時間の確保はもちろんですが、美容のためには質の良い睡眠をとることも大切なのです。
今まで「夜22時～深夜2時までの間がお肌のゴールデンタイム」という説が唱えられてきました。それくらいの時間に眠りについていれば、成長ホルモンがたくさん分泌されてお肌が健やかに保てるというものです。しかし、現代の日本人のライフスタイルでは、22時の就寝は正直難しいというのが現状です。
最近ではこの22時～2時のゴールデンタイム説は、根拠がないものという見方が強くなっています。なぜかというと、成長ホルモンは入眠時間に関わらず、入眠から３～４時間後に活性化されることが研究により判明したからです。
ただし、これはあくまで質の良い睡眠がとれている前提です。人間は太陽の光を浴びることで体内時計がリセットされます。また、明るい環境では熟睡しづらいものです。ですから、必然的に深夜に眠って昼に起きるようなサイクルだと、睡眠のゴールデンタイムを明るい部屋で眠ることになってしまい、質の良い睡眠が得づらくなります。
仕事の都合などでどうしても寝る時間が遅くなりがちな方は、遮光カーテンなどを使って、部屋の睡眠環境を整えること、そして起きたらすぐにカーテンをあけてしっかりと目ざめのサイクルを作ることで、睡眠の質を向上し、ゴールデンタイムを逃さずにすむでしょう。